東大教師が新入生にすすめる100冊
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2007/04/100_d0c8.html
自分が気に入った本を無理矢理にでも人に勧める癖がある。そういう本に限って途中で「よくわかんない」と返されたり、貸したまま帰ってこなかったり。(その場合読了している可能性はまずないであろう)
でも、この「東大教師が新入生にすすめる100冊」をみてほっとした、というか、やっぱりね、という感想が抱けて嬉しかった。
1位:
- 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
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やはり無敵です。しかも光文社文庫版を紹介してくれている。(先週友人に出版社にこだわるなんてマニアックですね、と言われドスンと落ち込んでた。)
※カラマーゾフの兄弟に関しては、d:id:p-nix:20070818:p1 でも紹介しています。続編の4、5巻に関してと、もう少し詳しい解説を書いています。
3位:
ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版
- 作者: ダグラス・R.ホフスタッター,Douglas R. Hofstadter,野崎昭弘,柳瀬尚紀,はやしはじめ
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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そしてマックス・ヴェーバーの著書が2冊
4位:
- 作者: マックスヴェーバー,大塚久雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1989/01/17
- メディア: 文庫
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30位:
- 作者: マックスヴェーバー,Max Weber,脇圭平
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1980/03/17
- メディア: 文庫
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中島敦も2冊
15位
- 作者: 中島敦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 中島敦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/07/18
- メディア: 文庫
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ミステリーでは
52位:
- 作者: 中井英夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/04/15
- メディア: 文庫
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ミステリーが入ること自体が驚きでしたがどれを入れるかとなればこれでしょう。
SFでは
98位:幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))
より高く、より賢く、と目指し続けた人類のたどり着いた結末とは。人類の最終形態の驚くべき姿。
話それますが最近web2.0でCGMによる集合知の実現により人々の知識が高いレベルで集約される、などの論調をよく耳にして、そのときこの本のラストシーンがふと頭をよぎって寒気がしました。
あと、あまり知られてないであろう本としては
89位:
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
- 作者: ドナルド・A.ノーマン,D.A.ノーマン,野島久雄
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 1990/02/01
- メディア: 単行本
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まだまだお勧めいろいろあるけどさらっと。
2位:
西欧中心的な考え方を根底からひっくり返してくれた本。あわせてレヴィー・ストロースの著書も読むといいかも。
29位:
甘く見てました。一回読んだだけでは頭整理できなかった。でも再読する価値は絶対にあるので今度はメモ取りながら読もう。人がものを認識、理解するプロセスをそれはもう細かく細かく分析した本です。
19位:利己的な遺伝子 (科学選書)
結構誤解を受けそうな書き方をするんですよね、この著者。このあとに出た盲目の時計職人を併せて読むといっそう理解が深まるかと。
42位:論理哲学論考 (岩波文庫)
一言での解説は無理。世界を叙述する公理系を記した本、とでも言えばいいのか。後に「探求」などで自論を覆すことになるがそれでも色あせない価値を持つ本であるのだろう。
はぁ、疲れた。あとはそうですね。塩野七生さんの著書多いですね。ローマ人の物語途中までしか読んでないしな。ある時から「歴史」というジャンル特有の言説というか書き方に違和感を感じるようになってしまい歴史物はあまり読まなくなってしまいました。だから55位『三国志』は大好きだけど「歴史」ではなく「物語」として読んでいます。
終わりに。一挙に押しつけるように紹介しまして申し訳ありません。でも自分も100冊全部読んでる訳ではありません。これを期にさらにいろいろ手を出してみようと思いました。