インテル、6コアチップを発表

以前から、2008年には8コアが出る、という話を聞いていたのだが、とりあえず6コアが出ました。
インテル、6コアチップを発表 - ZDNet Japan
6コア×16ソケット = 96コアなんて素敵すぎます。タスクマネージャー開いたらさぞ壮観なことでしょう。

それはさておき、コア数が増えることでなにが嬉しくなるかというと、自分としてはDBまわりです。SQL Server のパフォーマンス向上に最も期待します。

パフォーマンス向上の手法としてはスケールアップとスケールアウトの2種類があります。
Webサーバは負荷分散でスケールアウトが妥当な選択なのですが、DBに関しては スケールアウトの選択肢は取りにくいと考えています。書き込みの発生するDBを負荷分散して複数のサーバに分けた場合、データの同期など難しいのではないかと考えます。

よってDBサーバに関しては1台のみでひたすらスペックを上げる、という選択になります。CPUの数も多ければ多いほど良い、と。


今後は8コア、そしてさらに多くのコア数のCPUが発表されるので、マルチコアDBサーバの未来は明るい。



、といい事尽くめで書いてきたけど、いくつか懸念点を。

  • マルチコアCPUに対するSQL Server のチューニングの手法は従来のままでよいのか。CPUの数が増えることで、チューニングに対する既成概念を捨てなきゃならない部分もきっと出てくるんだろうな。別の個所にボトルネックが発生することも考えられるし、いずれにせよ、マルチコア向きのチューニングというのが必要になるであろう。
  • DBサーバはスケールアウトできない、とか言ってはみたけど、クラウドな時代になってもそれは変わらないのか?クラウドなりのDBサーバのあり方とかあるはず。いつまでも1台のサーバに固執していてはいけないのかもしれない。まあ、クラウドは時期尚早だとしても、DBを参照用(書き込み発生しない)と変更用に分けて、参照用のみを複数サーバで負荷分散という方法はありかも。そして、そういうところでお値段お手ごろな SQL Server 2008 Web Edition を使う、なんてのもありかも。


それにしても、96コアのSQL Server プロセッサライセンスとか恐ろしいことになりますね。。