LINQ to SQL と Entity Frameworkの今後

Linq to SQLが死滅するようです。って当然じゃん。 - ものがたり(旧)
とか
http://www.isisaka.com/blog/archives/2008/11/linq_to_sql.html
を見て一瞬愕然としてしまったが、落ち着いて考えると当然の帰結なのかもしれない。そういえば
LINQ to SQLをオープンソースにする必要性
の時点で気づくべきで。


個人的には、あ、そうですか、て感じで興味の対象を Entity Frameworkの方に振り向けるのに何のためらいもないのですが、Entity Framework自体どうなのよ、という先入観があって。なんかあれができない、これができない、と言われると、「それは v2で対応します。」的なことを言われたり。そうなると現在のv1を触る意欲がなくなってきて。でもこういう状況なら、もう一度がんばってみる。


個人の問題はどうとでもなるからいいんです。ここ一年くらい、周囲に、LINQはいいよ、LINQ to SQL はすごいお手軽だよ。みたいに布教活動してきたんですが正直なかなか広まらなくて。かろうじてLINQ to SQLでのシンプルなコーディングに反応してくれる人がいるくらいで。これが Entity Framework となるとさらにハードルは上がるわけで。

「えー、Entity Frameworkというのは、つまりマーチン・ファウラー氏のPOfEAA言うところのドメインモデルに相当するものでありまして・・・」
駄目だー。どん引きの聴衆の姿が目に浮かぶ−。

将来を見越せば、ドメイン中心、モデル中心的な考え方は大事なはずで。それを実現する Entity Framework は必要な技術でしょう。ただその思想をプログラマ全員に浸透させる自信が自分には無いです。


そんな風に悩んでいると、
ORマッパーとか | 眠る開発屋blog
のような意見にも「そうだよな、SQL直打ちすればいいじゃん。SQLそんなに難しいものではないし」とか180度逆になびいたりもして。


そんな風に落ち込んでいると、Amazonからおすすめメールがやってきて、なんと

ですよ。何というタイミング。いわゆる衝動買いです。ポチりました。発売来月だけど。


とりあえず現状の Entity Framework でどこまでできるのか触ってみることにする。