ミステリ

孤島系 『そして誰もいなくなった』『木剋土』など

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,清水俊二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/10/01メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 559回この商品を含むブログ (185件) を見るクローズドものの原…

葉桜の季節に君を想うということ

ミステリのランキング等で見かけことあったし、何よりもタイトルに惹かれて購入。うおっ、そっちかよ、的な意表を突く終盤の展開にはやられました。途中で何度か「ん?」と違和感を感じた箇所があったんだけど、それを謎解きまで持って行くことはできず。人…

ハイドゥナン

本書は近未来、与那国島を舞台にしたSF。上下巻合わせて1000ページ超のボリューム。 共感覚(音を視覚として感じたり、色を匂いとして感じたりする特殊な感覚)を持つ主人公、神と交信できる巫女的存在の女性と出会う。 同時に起こりつつある南西諸島での地…

グラン・ギニョール城

またまた密室もの。1920年代、欧州の城に招かれた客が次々と殺されていく。おきまりだが、土砂崩れで助けは来ない。電話も不通になる。 客の中にうまい具合に探偵がいる。犯人捜しが始まる いきなり現代の日本。主人公が事件に巻き込まれる。しばらくはこの…

女王国の城

新興宗教団体の施設内で起きる殺人事件。閉ざされた空間。外部との連絡が取れない中、犯人捜しが始まる。 出られない。そう、とにかく出られないのである。何とももどかしいのだ。 本書内でも言及されているが、それはまさにカフカの『城』状態。 人的要因に…